
こんなお悩みはありませんか?
「生理が2〜3か月来ないことがある。」
「毎月、生理痛がひどくて鎮痛剤が手放せない。」
「仕事や学校を休むほどつらいけれど、みんな我慢しているものだと思っている。」
このようなお悩みはありませんか?
生理不順や生理痛は多くの女性が経験する症状ですが、「体質だから仕方ない」と我慢してしまう方も少なくありません。
しかし、その背景には婦人科疾患が隠れていることがあります。
また、検査で異常が見つからなかった場合でも、生理不順を放置することで将来的な健康に影響を及ぼす可能性があります。
今回は、生理不順や生理痛で婦人科を受診したほうがよい理由について解説します。
1.生理不順・生理痛とは?
正常な月経周期は一般的に25〜38日程度とされています。
次のような場合は、生理不順と考えられます。
・月経周期が毎回大きく異なる
・生理が2〜3か月以上来ない
・出血が長く続く
・出血量が極端に多い、または少ない
また、生理痛についても、
・鎮痛薬を飲んでも痛みが強い
・日常生活に支障が出る
・毎月寝込んでしまう
といった場合は、一度婦人科で相談することをおすすめします。
2.婦人科疾患が隠れていることがあります
生理不順や強い生理痛の背景には、さまざまな婦人科疾患が関係していることがあります。
例えば、
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・子宮腺筋症
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
・ホルモンバランスの乱れ
などです。
これらは早期に発見し、適切な治療を行うことで症状の改善や将来の妊娠への影響を軽減できる場合があり
ます。
3.検査で異常がなくても放置しないことが大切
「検査で異常がなかったから安心」と思われるかもしれません。
しかし、生理が何か月も来ない状態や排卵が起こらない状態が続くと、子宮内膜が厚くなり続け、子宮体がんのリスクが高まる場合があります。
そのため、明らかな病気が見つからなくても、必要に応じてホルモン療法などで定期的に月経を起こし、子宮内膜をリセットすることが大切です。
症状が軽いうちから適切に管理することで、将来の健康を守ることにもつながります。
4.婦人科ではどのような検査をするの?
症状に応じて、以下のような検査を行います。
・問診
・超音波検査(エコー)
・ホルモン検査(採血)
・必要に応じて子宮頸がん検診など
患者さん一人ひとりの症状に合わせて検査内容を決定します。
5.こんな症状があれば早めに受診しましょう
次のような症状がある場合は、婦人科への受診をおすすめします。
・生理が3か月以上来ない
・生理痛が年々ひどくなっている
・市販薬が効かないほど痛い
・不正出血がある
・生理の量が急に変わった
・妊娠を希望しているのに生理不順がある
「もう少し様子を見よう」と思わず、気になる症状があれば早めにご相談ください。
6.よくある質問
Q.生理不順は体質だから治らないのでしょうか?
生理不順にはさまざまな原因があります。
原因に応じた治療や生活習慣の見直しで改善が期待できる場合もあります。
Q.生理痛は我慢するしかないですか?
強い生理痛は治療によって改善できることがあります。
「痛みがあるのが当たり前」と思わず、一度ご相談ください。
Q. 婦人科を受診するタイミングは?
症状が続いている場合や日常生活に支障がある場合は、早めの受診をおすすめします。
さいごに
忙しい毎日の中で、生理不順や生理痛を「いつものこと」と受け入れてしまっている方も多いかもしれません。
しかし、生理は身体からの大切なサインです。
婦人科を受診したからといって、必ず病気が見つかるわけではありません。
一方で、異常がないことを確認できれば安心につながりますし、必要に応じて適切な治療を始めることもできます。
あなた自身の将来の健康やライフプランのためにも、「気になる症状がある」という段階で相談することが大切です。
まとめ
生理不順や生理痛は、婦人科疾患が原因となっていることがあります。
また、検査で異常が見つからなくても、生理が長期間来ない状態を放置すると、子宮内膜に負担がかかり、子宮体がんのリスクが高まる場合があります。
大切なのは、
・症状を我慢しないこと
・必要な検査を受けること
・適切な治療で月経周期を整えること
です。
「これくらいなら大丈夫」と自己判断せず、気になる症状があれば婦人科へご相談ください。

医療法人社団 中林産婦人科クリニック 理事
中林レディースクリニック 院長
<資格・免許・役職等>
医学博士
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医 ほか
<研究分野・専門分野>
生殖内分泌(卵巣機能)、周産期(胎盤機能)
神戸大学ならびに米国スタンフォード大学で卵巣機能、卵胞の成長について研究を重ねた。とくに排卵を促す黄体ホルモンの受容体の研究は高く評価され、2012年ノーベル化学賞をとられたDr. Kobilka との共著が2編ある。さらに、1930年に発見されてその受容体が不明であった、妊娠分娩に関わるホルモンのリラキシンの受容体を同定してサイエンス誌に掲載された。また甲状腺ホルモン以外に新しい甲状腺を刺激するサイロスティミリンを発見して話題になった。胎盤機能に関しては、神戸大学で中林グループの長として、6人の医学博士の学位の指導を行い、一流雑誌に掲載された。
<メッセージ>
スタンフォード大学と神戸大学で生殖医療の研究をしてきた高い専門性を背景に、生殖専門医として確かな治療を実践してきております。当院は先進医療を行える施設として、日々不妊治療と向き合っています。
姫路駅直結のフェスタビル北館2階の全フロアに不妊治療に特化した機器を導入し充実した設備で、質の高い不妊治療を患者さんにしっかりと寄り添って実践していきたいと思っております。
